2013年02月05日
少しではありますが、傷の写真をを載せました!


少しではありますが、傷の写真をを載せました!

そもそもカーディテーリングのプロショップってどんなことをしているんだろう?って疑問に思いますよね?ガソリンスタンドやFCに個人店と色々ありますが、とても分かりやす~~いお車が入庫いたしましたので、取り置きされていた写真等と合わせてご紹介いたします。

他の車の写真からの引用で失礼いたします。まずは研磨の前に邪魔な汚れ・細かい部分の汚れを最初の洗車で落としてしまいます。洗剤も色々ありまして各々汚れや用途でアルカリ性・中性・酸性の洗剤を使い分けています。

汚れが落ちましたらボディに刺さっている鉄粉を落としていきます。よく使われるのは粘土ですね(^0^)
この粘土にも種類がありまして研磨剤の有る無しや荒さですね。あとは鉄粉反応剤とか色々売ってます。

オプションですがドアやボンネットのヒンジやエンジンルームの清掃もいたします。
他エンブレム周辺の汚れも除去

下の写真は輸入車の代表格メルセデス・ベンツ(研磨後)しかしこのベンツ君鉄工所の駐車場がベットですのでいた~~い鉄粉が刺さりまくっておりまして・・・(T.T)泣この鉄粉除去は非常に険しいものでした。
鉄粉取らずに機械で磨けないの?という疑問があると思いますが除去せずに機械を回すと鉄粉が塗装に食い込んでいって最悪取り返しが付かなくなります。

鉄粉の付着は輸入車に多い傾向があります。自分のブレーキダストが塗装の上にのってしまい自重で刺さったり酸化してサビて塗装に固着します。

水分がしっかり飛んだらしっかりマスキング致します。基本は黒い未塗装樹脂やゴムパーツなど保護するのが目的です。後は人によってさまざまで研磨粉が入るのを防いだりパネルごとの段差に気を使ったりしてマスキングの仕方は変わってきます。最近では紫外線をカットするガラスが使われており磨いてしまうと紫外線カットの効果がダメになってしまうものもあります。

頑張って鉄粉を取り除いた後の塗装はこんなことに!見たままの傷でございます。
現在の車の塗装にはクリア塗装といって塗装を守ったり美観をアップさせるための透明な塗料がほとんどのお車に施されております。傷ついて塗料がはげて下地がでてしまっているものが直るわけではなくこのクリアー塗装の傷を磨いて綺麗にするのが磨き作業となります!
ラッカーからアクリルに水性と塗料も日々変化していっています。。。

そしてやっかいなのが軽自動車などで多用されるようになった高張力鋼板、通称ハイテン。
比較的高額な欧州車はアルミ、軽自動車などは高張力鋼板を多用する傾向になってきていると思いますが炭素やニッケル等を添加し熱処理を加えているハイテンに熱を入れすぎたり押しすぎて磨いたりするとペラペラになり戻らなくなります。。。
もとより薄くでき軽量化できるという利点から板がうすい・・・なので危ないです。

ただし材料が進化すれば後発ではありますが機械も進化します。
最近のポリッシャーは熱の発生を抑え薄く平らに削りやすくなりました。これにより進化する塗装にもですがボディパネルにも悪影響を及ぼしにくいという利点が考えられます。

何度かの工程を経て、しっかりと磨き上げることでこのように最初ショボショボと移りの悪かったボンネットがツルンツルンに綺麗になりました!無駄に削る必要はありませんがこの写真のように傷が多いと工程数と手間は増えます。コースによってもですが3~4工程ほどです。

ガラスコーティングの施工は油分を嫌いますので必ず皆さん脱脂作業や脱脂洗車をします
。ですので磨きの工程を省いて手を抜くと脱脂することで自分の磨きムラが顕著に出てしまいますので、しっかりとした作業には最初の工程から手を抜くところなど無いということですね。

少しずつではありますが私自身も成長していきますのでよろしくお願いいたします!

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